インターネットラジオのポータブル Shout cast
MP3 再生機
スリープタイマー付のポータブル?なインターネットラジオ(shout cast mp3の対応)が作れないか考えてみた。
一番コンパクトなのは、Microchip
社のInternet Radio Demonstration Board(DM183033)デモボードを改造してつくるの案があるが、ソフ
トウエアの開発環境(PCkit3(DM16431)
PCkit2(DV164121)+RJ-11(AC164110)とPIC用のCコンパイラーなど)もそろえなくてはならずチョット大変そうだ。
専用のVLSI(VS1011)をつかわずに、高速演算?できるCPUでMP3のデコーダーも計算させた方がスリムにできるのであるが、その分 電流も
食って 電池では動かなくなる可能性が高い。
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(2013年4月追記)
サイズと値段も手ごろな Linuxコンピューター Raspberry PIを使って 簡素なネットラジオを作ることにした。
Raspberry Pi Type B基板にはインサーネット端子とオーディオ出力(PWM出力)もついて、ネットラジオ用のソフト(mpdと
mpc)をapt-get install
すれば、すぐにネットラジオを動かすことができる。 後は、外部から制御できるように、キースイッチとLEDをつけて、PI基板単体で操作
できるようにした。実際につくってみたソフトウエアの内容と設定はこの様になっている。 PI基板のコネクターP1の上に小基板をおいてキーやLEDなど
を配線したが、この小基板が無いときには、スタートアップ起動したmpcを制御するアプリがすぐに停止するように、PI基板のGPIO25にプルダウン抵抗を追加した。
キースイッチはネットラジオ用ソフトmpcの起動と停止。また、プレイリストの送り戻しだけである。また、単独で使う場合を考慮してSHUTDOWNスイッチもつけた。mpc起動中は緑色のLEDが点灯する。
使う前に、SSH2やPI基板にキーボードとモニターを接続して、あらかじめ、ネットラジオのURLの登録と、ボリュームの調整をしておくことが前提となる。この操作はPI基板単独ではできなので、あらかじめ他のPCなどと接続して設定しておく必要がある。
(Linux上のコマンドのメモ)
amixer cset numid=3 1 音声出力をオーディオ出力端子に設定する。
amixer cset numid=1 77% ボリュームを調整する。
mpc add http://.... ネットラジオのURLをプレイリスト追加。
mpc play 再生開始。
mpc next 次のプレイリストへ。
mpc prev 前のプレイリストへ。
mpc stop 再生停止。
その他
vmstat メモリ使用量、CPUのIDLE状態の確認。
dmesg 起動時のメッセージの内容。
16文字2行のLCD表示(I2C接続)を追加して、mpcからのメッセージの頭16文字分を2行表示させてみた。ソフトはこんな風に
なっている。今回使ったLCD表示のI2Cのアドレスは0x7cであるが、PI上では0x77を超えているためか/dev/i2c-1(0ではなく1)の
0x3eにマップされるようだ。また、表示RAMの位置だしが上手く行かなかったので、表示RAMの位置設定を2回繰り返している。
■参考になる資料
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(2013年5月さらに追記)
Raspberry PIをリモコン操作するため、リモコン受光ICを接続して ソフトLIRCをインストールしてみた。
受光ICはGPIO24番に接続した。 今回は受信だけでは、発信はしない。下図が接続した回路図である。
(Linux上のコマンドのメモ)
sudo modprobe lirc-rpi gpio_in_pin=24 gpio_out_pin=23 入出力に使うGPIO番号を指定してをモジュールを導入する
mode2 -d /dev/lirc0 動作確認。リモコンを押すと数字がでる。
irrecord -n -d /dev/lirc0
xx.conf リモコンの信号を学習させる。これが、なかなか、上手くいかない。結局、全部のボタンを学習させることはあきらめて、一部分のボタンのグ
ループだけを学習させることにした。 3個のボタンのグループに分けて学習して作ったconfファイル。
sudo /etc/init.d/lirc start lircデーモンの起動。 とりあえず、自動起動にはしていない。
irw lircデーモン起動後、リモコンのボタンを押すと、押されたボタンを表示する。
■参考になる資料
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警告
PI基板をつかって接続する場合は、電気的なことをよく理解した上でお
使いください。そうしないと、PI基板と接続した相手などを破壊する危険があります。
■免責
(1)回路図やプログラムやデータの使用により、使用者に損失が生じたとしても、その責任
を負いません。
(2)回路図やプログラムやデータにバグや欠陥があったとしても、修正や改良の義務を負い
ません。