もう、あれから半世紀近く経つが、
木製の机と硬い椅子に座りながら、平家物語を勉強した。
中学生のころは、先生の説明はよく分からず、勉強と言うより暗唱に近かった。
この歳になって、ようやく意味が分かるようになった。
かっては絶大な人気を得ていた どこかの国の大統領やら首相が 一旦 つまずいてしまうと、
その後ころげ落ちて無残な状況にさらされる。
昨今のニュースでよくある話だが、きっと、古典の昔から 繰り返されてきた出来事なのだろう。
栄光は永続せず。きっと、神様がそうなるように(反対と言う)石を置いたに違いない。
電化商品の変遷も早い。
紙パック掃除機から サイクロン方式で吸引力アップ。
お店に行ってCDを買うは無くなり、デジタルデータをダウンロードして、スマホでなんでも再生できちゃう。
技術の波も他の歴史と同じように、常に 同じではなく、移り変わっていく。
いくら大きな器のいれものを使っていても
それに付いて行けないものはいずれ淘汰され滅んでいく定め(さだめ)なのだろう。
常に変わらないものがあってもよさそうだが、この世はそうではないらしい。