商売には必ず浮き沈みがある。
商売、引き際が肝心。
若い時、仕事先で立ち寄ったそば屋にかけてあった標語に書かれていた言葉だ。
今となってみれば、この標語の意味をしっかり理解できるのであるが、当時は何か奇妙に感じたものだ。
世の中は移り変わって行き、どんなものでもいつかは廃れて行く時期がやってくる。
消えていった店は数々ある。
廃業したあと、その後、みなさんはどうしているのであろうか? と考える。
もともと、好きではじめた商売かもしれない。
好きなことをすることがなくなって、ぽつんと無気力になるのかもしれない。
生まれもった嗜好は本質的にはあまりかえられないように思われる。
おおくは、残りの日々をたんたんと過ぎ生きてゆくだけかもしれないね。
でも、商売としては止めたあとでも、(人も楽しませようと)奉仕として同じようなことを続けている方もいるよね。