酒を飲みながらクラブで音楽を聞くと言う習慣がない私は
MJQを聞きに六本木に行こうかと迷っていたところ
普通の市民ホールでMJQの演奏会があるのを見つけ
市民ホールでジャズ?と少し違和感を感じながらも行ってみた。
リーダーはよぼよぼ歩きのピアノマンである。
ステージを歩くにも若いメンバーの助けがないと動けないらしい。
(さすが)音ははずしていな、が、鍵盤をたたく力が衰えているのだろ。
若い頃はもっと力強い演奏ができたにちがいないと思う。
ピアノに片手をおいて なんとか身を支えながら
「(これからも)多くの年数を日本のジャズファンの皆さんに楽しんでいただけることを願っています。」
と語りかけていたのが印象的であった。自力で歩けなくなっても現役でやっているのは、と。
余談ではあるが音響的な感想としては
PA効果音で、ホールに不要な低音が響いて、楽器からの音と重なり、音の明瞭性が失われてしまった。
PAなしの、ストレイトに演奏者の表現が伝わる生演奏を聞いてみたいものだ。