sample2.c
をビルドして作ったHEXファイルを、右図のトラ技BIOSの画面のようにして、USBマイコン基板のフラッシュ・メモリに書き込む。 最後まで書き終えたら、動作確認のため、トラ技BIOSでjmp 2000と入力してみて、 read ex: R .a1 S 00 00 J 4 (中略) + i2c port P0.1 sda initilize が表示されることを確かめる。 動作確認できれば、いったん USBマイコン基板をUSBから抜いて、USBマイコン基板のUSER_EN(J2)をショートする。これで、以後、USB に挿すと、sample2.cが起動するようになる。 ちなみに、USBマイコン基板はPCとUSBで接続するのであるが、PC側からは仮想COMポートと して見える。右図の画面はWINDOWSのハイパー ターミナルの画面である。自分の使って いるPCは古いのでCOM3として見えた。新しいPCの場合は、COM7とかCOM15など別の番号になった。 |
I2C接続のEEPROMをUSBマイコン基板に接続する。接続方法の違いによってEEPROMも何種類
かある。 USBマイコン基板をUSBに刺して、WINDOWSのハイパー ターミナなどのソフトを立ち上げてCOMポートと通信を確立してENTERキーを押すと、画面に 右図のように read ex: R (中略) pull up が表示されるはずである。 EEPROMにデータを書き込むには、たとえば、 w a0 s 00 j 1f 2f 3f 4f と入力してENTERを押す。 a0 はEEPROMのI2Cのアドレスで、sの次の00は、サブアドレスである。 jの次は、書き込みたいデータで、サブアドレスの00番に1f、01番地に 2f、02番地に3f、03番地に4fが書かれる。1個だけ書き込みたいときは、 w a0 s 00 j 1f と入力すればよい。 EEPROMのデータを読み込むには、 r a1 s 00 j 4 と入力してENTERを押すと、a1 はEEPROMのI2Cのアドレスで、サブアドレス00番地から、jの次の値の4、つまり4個分のデータを読み出す。 たとえば、j aと書くと、10個分になる。HEX(16進)値である。 容量が大きいEEPROMでサブアドレスが2バイトあるときは、 r a1 s 01 00 j 4 のようにすれば sの次の2バイトの 0100番地がサブアドレスになる。 読みrと書きw以外に、/ 以下はコメントとして無視する、v はUSBマイコン基板からの文字の戻りエコーをトグルでON・OFFする、?は、read ex: R (中略) pull up を表示するなどがある。但し、かな漢字などの2バイト文字を使うと誤動作してしまう可能性がある。通常、EEPROMに連続して書き込むときには、 EEPROMが次の書き込みを許可するまで待たなくてはならないが、幸い? にしてか、このUSBマイコン 基板の動 作は遅いので、NAK待ち検出などの特別なことはしなくてよいみたいである。 EEPROMの書き読みのテストの例 |