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<音声の波形の生成を理解する>


その2: 3管声道モデルによる「お」の生成のこころみ


   2つの管(チューブ)をつなぎ合わせた模型による音声波形の生成のページでは、2つの管(チューブ)のつなぎ合わせた模型で生成できるのは 「あ」と「え」と 「う」の3つの音に限られると書いた。そこで、3つの管(チューブ)をつなぎ合わせれば、「お」の音を生成できるかどうかの実験をしてみた。

「お」の音は、「あ」の音を起点として、それに「う」の効果をつなぎ合わせたものである(仮説)。

下図はつなぎ合わせを説明するためのもので、管の断面積をイメージしたものである。3つの部分(管)からなっている(1番上に絵)。
左と中央の青色に塗られた2つの管は「あ」の構造をしており、(2番目の絵)
更に、中央と右の青色に塗られた2つの管は「う」の構造をしている。(1番下の絵)




この周波特性と波形は下図のようになっている。


参考に、ここで生成した「お」の音(発音記号の/O/)のwavサンプルをリンクしておこう。
また、管による声道モデルを計算するpythonプログラムもおいておきます。使い方は解凍した中にあるREADME.txtを見てください。



このページは以前scilabで作成した内容を見直し、Pythonで作り直したものです。以前は、「あ」と「う」の位置関係が逆になっていたので、これを修正した。以前のscilabによるページはこちらになります。




No.10c   2018年11月7日