下図の左側の波形は、「か」の波形の例である。「か」のはじめの部分に注目したのが2段目の波形である。
ぎざぎさした岩のような部分(仮に burst
(バースト)的な波形)と、バースト部分よりは滑らかなぎざぎさの部分(仮に stable(安定的) または un-burst(アン バースト)的な
波形)から構成されてる。左側の3段目から8段目の波形は、「か」の波形を直線位相FIRの狭帯域通過形のフィルターをつかてとりだし波形とそのエンベ
ロープ(薄緑色の線)である。エンベロープ(薄緑色の線)を見るとバースト領域で大きくなって叉小さくなるような変動している様子が分かる。 ちなみに、
右
側の波形は ランダムノイズとフィルター、 2管模型を使って 生成した「か」の波形の例である。(生
成した音)
このバースト的な波形とアン バースト的な波形は 下図のように ランダムノイズを フィルターでろ過した後、 それを 「あ」に近い値の2管模型に入力
して 生成している。
但し、必ずしもバースト的な波形がなくても、そこそこ「か」に聞こえる。(バー
スト的な波形を入れていない音。わずかであるが「は」ぽっく聞こえるかもしれない。)
参考に、上記を計算した SCILABのデモ プログラム
a_wavfile_edit_683.sci を載
せておきます。
入力用の音声サンプルのka_sample.wav
(「か」)を使いました。
No.4b 2009年9月22日