<波形の拡大図 「あ」の第1成分の1例>



上図は、「あ」の第1成分の波形の例である。波形を良く見てみると、単純に1つの正弦波から構成されている訳ではなく、周期も振幅も変動している波によっ て構成されているのが分かる。この波形の変動 の中に、声門の変化(閉じている区間、開きつつある区間、閉じつつある区間)が反映さてれいるのかもしれない。
つまり、たとえば伝送時に基本周波数の情報が欠如しても、成分の波形から基本周波数の情報をある程度推測できるのである。

また、局所的であるが、その波動が異なった周波数をもつ2つの正弦波の和から近似できると言うことは、その波動がつながり合う空間で発生したことを表して いるのかもしれない。2つの波動から構成されていると言うことは重要なことで、それらの信号の関係から、その音の発生源の空間的な構造をある程度推察でき るかもしれない。


scilabのleastsqによる 音声の波形データの近似の例         
構造式 exp・sin         




No.5c   2007年6月30日